中学3年生の方は、いよいよ卒業ですね。おめでとうございます!
中学を卒業すると、医療費の助成も卒業つまり終了してしまいます。どういうことかといいますと、医療保険では、現在は医療費の3割を患者さんにしていただいてます。しかし、子供のうちは病気も多いから、残りの3割も負担しましょうと自治体が助成してくれています。生まれてから小学校入学前までは、乳幼児医療証、小学校から中学校までは子供医療証が発行されます。これらで残りの3割分が助成されるのです。
ですので中学3年生が医療費負担なしで受けられるのはあとわずか。むし歯や歯石など気になるところはありませんか?
今のうちに受診することをお勧めします!
平成26年度中野区成人歯科健診の受診期限は今月末までです。受診票をお持ちの方はお早めに予約下さい。受診をされなかった場合は、次年度の受診票が届きません。再度受診申し込みをしていただくことになります。
江古田歯科クリニックでは、予約の枠が、現時点で2/23の最終週以降になっています。月末ですと予約が取れず受診できなくなることがありますのでお早めにお願いいたします。
消費増税が先送りになり、家計的には一安心ですが、その分社会保障費にお金が回らなくなります。税金の無駄遣いを無くすのが第一だと思いますが、なかなかそうはいかないのが今の政治です。
では、社会保障費の中で大きなウエイトを占めるのが、医療費です。増税分のお金が回らなくなった分、医療費が削減されるのですが、そうなると、保険料の値上げ、一部負担金の増加、保険適応から一部外す、診療報酬の値下げなどが考えられます。
この中で皆さんが一番に考えるのは、「診療報酬の値下げ」が一番自分たちに影響がないと思うのではないでしょうか。しかし、日本の保険医療は、先進国の中でもレベルが高い割には、報酬が少ないのが現実です。これ以上値下げすると、質の悪い安価な材料を使用したり、行ってはいけない使いまわし、資格の無い者の低賃金就労など医療全体の質の低下が予想されます。
そこで何よりも大事なことは、我々一人一人が医療にかからない、つまり健康でいることです。だからと言って医者に行かないのではなく、予防を中心とした医療を考えていくことだと思います。
特に歯科では、治療より予防の方が医療費が格段とかかりません。痛くなってから行くのではなく、痛くならないように行くのが歯科です。